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やみくもに頑張る成長記録      

心室中隔欠損症だった子が、大人になって伝えたいコト。

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こんにちわーん。
ハチです。

 

 

実はわたし、5歳の頃に心室中隔欠損症で手術を受けました。
5歳だったので、覚えているコトは限られています。
今日はわたしが子供の頃、言いたくても言えなかったことを話したいと思います。
心室中隔欠損症のお子様を持つ親御さんに聞いてもらえると良いなと思います。

 

 

一番ツラかったのは、じつは手術の傷跡です。
今はどうかわかりませんが、わたしが子供の頃は身体測定健康診断で上半身の衣類を脱がなければなりませんでした。

 

 

学年が上がるたび、それは恒例行事として必ずあるので、新しいクラスメイトにわたしは傷の説明をしなければなりませんでした。
平気なふりをして。
だって、泣いたら余計にみじめだし。

 

 

傷のないクラスメイトは『 痛そう 』だとか『 かわいそう 』だと言いました。
わたしは『 ぜんぜん痛くないよー 』と言い、自分はかわいそうではないアピールをしていました。
でも、本心は心がめっちゃ痛かったんです。

 

 

健康診断で引っかかると、後日改めて集合して詳しい検診を受ける必要もありました。
心臓検診という名前だったと思います。
そこでもわたしはツラい気持ちになりました。
みんな同じような傷を持っているんだけど、その傷が微妙に違ってるんですよね。

 

 

『 わたしは○○針ぬったよ 』とか『 わたしは○○針だよ 』と傷自慢がありました。
わたしはわたしの傷が何針か知らなかったので、適当に合わせていました。
周りの子は平気そうに見えました。
でもその子たちも、平気なふりをしていたのかもしれないですよね。
わかんないけど。

 

 

わたしには、わたし以外の子の傷が真っ直ぐでカッコよく見えました。
わたしの傷は幅が広くて『 くの字 』に曲がっているのが恥ずかしかったです。
だから、心臓健診でもわたしは自分の傷を見られるのが嫌でした。
見られないように問診表で隠したりしました。
でも顔では平気なふりをしていました。

 

 

父はわたしに事あるごとに言っていました。
『 お前が大人になる前に、傷を綺麗にしてやるからな 』と。
健康診断や、水泳の授業があると、わたしはその父の言葉を心の支えにしていました。
『 今だけ、こんなのは今だけ 』って。

 

 

でも、大きくなるにつれ、それは叶わない願いだと薄々感じるようになりました。
無理だ、でも、お父さんなら・・・と、小さな期待を消せずにもいました。

 

 

大人になったらって、いつだろう?
なぜ大人になってからじゃないと出来ないんだろう?
今・・・、今つらいのに。
そう思っても何も言えずにいました。
わたしはお父さんにもお母さんにも、平気なふりをしていたからです。
本当のこと(傷のある体が嫌だって事)を言ったら、お父さんもお母さんも悲しむんじゃないか。
わたしが本当は傷のコトを気にしていると知ったら、ショックなんじゃないかって。
それにこれを言ってしまっては『 出来ない 』が現実になる・・・よね、と。

 

 

父はだんだん『 傷を綺麗にしてやる 』とは言わなくなりました。
わたしも平気な顔をするのが上手になりました。
傷の理由を聞きたそうにしているクラスメイトには、自分から話すようにもなりました。
平気なふりをして。

 

 

わたしは命が助かったことを感謝しています。
この傷さえなければとは思いません。
この傷のおかげで助かったんだしねー。
でも、この傷があるせいで、ツラい気持ちになったのも事実なんです。

 


家に帰って『 今日、健康診断があって嫌だった 』と、母に泣きつくことは出来ませんでした。
わたしが言えない性格だったのかもしれないけど・・・。

 

 

お父さん、お母さん!

もし、お子さんが平気なふりをしていても、どうか気づいてあげて下さい。
『 ツラかったね 』『 嫌だったね 』『 頑張ったね 』と抱きしめてあげて下さい。
どうにもならない事は子供は薄々気づいています。
でも、どうにもならないツラい気持ちの行き場を作ってあげて下さい

 

 


 


 

 

わたしは子供の頃、マラソンや登山などの遠足には参加せずにいました。
それほどに体力もなかったし、体も弱かったです。
でも、ちゃんと大人になったし、子供も産めたし、4キロだけどマラソンも完走出来るようになりました。

 


心室中隔欠損症にも色々あって、全員が同じとは言いません。
でも、手術をしないと大人になれないと言われた5歳の子が、今ちゃんと大人になって生きていますよ。

 

読んだ人は『 元気になったのに、なんだそんな傷くらい 』と思うかもしれません。
わかってます。
確かにそうです。
でもだからこそ、今日まで『ツラかった』と言えなかったんです。
今、言えずにいる子がいるなら、わたしが変わりに言ってあげたいです。

 

『 みんなにジロジロ見られていやだったんだー!! 』

『 うわーーーーーーーーーん f:id:hachinokoto:20190509231312p:plain 』

 

 

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ベランダのズッキーニです。
一鉢に一本に間引きました。
苦渋の選択でした。

 

 

ではまた~^^